自毛植毛とは?
自毛植毛とは、自分の毛髪を使って薄毛を治す方法で、薄毛になりにくい側頭部から後頭部の毛髪細胞を採取し、薄くなった部分へ移植する医療技術です。
自毛植毛と人工毛植毛との違い
人工毛植毛とは、人工の毛を頭皮に植え込んでいく方法のことです。
人工毛を利用しますので、自毛植毛より手術時間が短く、ドナー(採取する毛)の範囲を気にすることなく好きな本数を植毛することができます。
すぐにイメージ通りの髪を再現できるというメリットもありますが、人口毛は数年で使えなくなってしまうので、定期的に補毛しなければなりませんし、その度に頭皮の状態が悪くなると共に、コストもかかるというデメリットもあります。
更に、異物反応が起きる、毛根部分が頭皮に埋め込まれたままの状態になる、植毛部位の頭皮が固くなる。などの問題点を多く抱えており、米国では、トラブルが多発した為に法律で禁止されています。
一方、自毛植毛は、自分の毛を移植するので、拒絶反応は起こりません。
移植した毛髪はいったん抜け落ちますが、毛根は生きていますので、ヘアサイクルの成長期に入ると毛髪が成長し始めます。
しっかりとした太い毛が生え揃うまでには半年から1年ほどかかりますが、一度根付いた毛根からは、ヘアサイクルに従って毛髪が抜けたり生えたりを繰り返しますので、メンテナンスは不要ですし、ランニングコストもかかりません。