自毛植毛の手術の流れ
一般的な自毛植毛の手術の流れです。
(術式によって多少異なる場合がございます)
カウンセリング
最初に、専門医によるカウンセリングを行います。
カウンセリングでは、ご希望のヘアスタイルなどによって、こまかな移植計画を練ります。
また、手術の説明や手術中の注意事項なども確認します。
ドナー(移植するための毛髪)の採取
ドナー部分となる後頭部に局所麻酔をし、毛髪を毛根ごと採取します。
皮膚の縫合
ドナーを採取した部分の頭皮を縫合します。
傷跡は髪の毛に隠れてほとんど見えなくなります。
ドナーの株分け
採取したドナーを株分けします。
株分けは、1〜3本単位で行われます。
移植部位の作成
毛髪を移植する部分にホール(穴)やスリット(切れ目)を作ります。
移植
株分けした自毛をホールやスリットに植え付けます。
ドナー採取の時同様、痛みはほとんどありません。
術後のアフターケア
最後に、後頭部の縫合部分に圧迫止血、保護の目的で包帯をします。
翌日には包帯を外すことができ、術後10日〜2週間で抜糸をします。
クリニックや術式によっては、翌日から洗髪可能な場合もありますが、植毛した毛髪が根付くかどうかは術後2週間が大切と言われていますので、クリニックの指示に従い経過観察を行います。
術後の髪の発育
植毛した毛髪はいったん抜け落ちますが、毛根は生きていますのでヘアサイクルに従って再び毛が生え成長します。
髪が伸びて馴染むようになるまでには半年から1年ほどかかりますが、毛根が一度定着してしまえば、自分の髪の毛として長い寿命が得られます。